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幾星霜道行き遥か

リアル流浪演武2025・大和路編<朝護孫子寺>

三河→伊勢→大和のルートを通り、法隆寺ICで高速を降りましたが
西名阪道から名阪国道へ入る亀山近辺がめちゃくちゃややこしくて、
ガチで迷いました。一度一般道に出ちゃったんですよね(汗)
地図で確認してもイマイチ分からず、適当に行ってみたら
運良く正解のルートだったと言う…。結局未だに良く分かってません。
次回行った時は迷わないように行き方勉強しとかなきゃ(^^;)

いよいよ大和(奈良県)に入り、最初に目指したのは信貴山です。
2019年の際は最終日に組み込んだ行程を今度は初日に辿る。
以前と違って今回車がありますのでね、まぁ移動はめちゃくちゃ楽でした。
ただ、残念だったのは前回と同じルートを通れなかったこと。
信貴山下と言う駅があり、そこから真っ直ぐ坂道を登って行ったんですが
今回全然違うくねくねした坂を通って、気づいたら朝護孫子寺でした。
タクシーの運転手さんが「昔はケーブルカーが通ってたんですよ」と
教えてくださった、あの坂道ルートで行きたかった。

信貴山下駅から線を引いた部分がケーブルカー跡地。行き着く先は朝護孫子寺。
今は住宅地の坂道になっていて、山の部分は徒歩で上がる遊歩道のようです。


早朝の駐車場。何と一番乗りの到着で誰もいませんでした。


ようこそ信貴山へ!しぎとら君が歓迎してくれます。
この駐車場、何処かに似てると思ったら大好きな三峰神社さんだ!


巨大な鳥居と連なる灯籠。この灯籠は敷地内に無数にあります。


朝護孫子寺の全体図。めちゃくちゃ大きくて立派なお寺ですが
驚くのは隅々まで本当に綺麗に手入れされていること。
お坊さんやここで働く方々が大切に管理なさっているのが伺えます。
頂上には久秀さんが暮らしていた信貴山城とお屋敷跡、
そして、今回参拝させて頂いた空鉢護法堂があります。
次回は奥の院にも是非伺ってみたいですが、いつになるやら…。


駐車場から徒歩で近道出来る橋。ここにも虎さんが。


橋からは開運バンジーと銘打ったバンジージャンプが出来る。
結構な高さがありますが、この時間はまだ開いてませんでした。


バンジーしてない方の橋。お寺に至る橋は二本あります。


参道をどんどん進むと懐かしい巨大張り子虎くんが!
帰りに気付いたのですが、この大虎くんの首は電動で動きます。


こちらは子虎たち。6年前と変わらぬ姿で相変わらず可愛い♪


山門や灯籠など、美しい様式美がそこかしこに見られる厳かな境内。
朝の澄んだ空気も相まって、大変神聖な気持ちで登らせて頂きました。


小さなお堂の中に居る虎さん。この子も変わらず鮮やかな姿。


本堂の手前にある虎縞柄の黄色いポスト。可愛い(≧∀≦)
阪神タイガースファンの方とかめちゃくちゃ喜びそう。
上に乗った子虎君も可愛いですね♪次来たら手紙出してみたいです。


お堂も敷地も本当に広くて大きい!歩き甲斐があります。


大きな本殿が幾つもあるのですが、こちらは毘沙門さんを祀った
高台のお堂から撮ったもの。肝心な本殿写してないわ~(^^;)

前回も載せてますが、毘沙門天のお使いはムカデさんなので
幟旗を始め、至る所にムカデの姿が描かれていました。
私も実物は苦手だけど、神様のお使いと思うと神聖に見える不思議。

本堂の看板と灯籠に描かれたムカデの絵姿。
なんだか畏怖の念を感じます。カッコいいけどやっぱりエグい~(´Д`;)


山の上のお寺なので見晴らし最高!眼下の街一望です。
今歩いて来た参道と大虎くんも見えました。


トイレ休憩で夫が撮って来た一枚。いいお言葉です。合唱(-人-)

次回は朝護孫子寺後編。空鉢護法堂と信貴山城のお話をお届けします。

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リアル流浪演武2025・逆伊賀越編<三重経由で近畿へ>

まだ小さかった我が子と紀州こと和歌山へ訪れたのは2019年。
そして今年。長い空白を経てまさかの二度目の紀州旅行が叶いました。
当時は親子二人でしたが、今回は夫が加わって一家全員で車旅です。
地元を夜中に出発し、新東名を大型トラックに囲まれながら120kmでかっ飛ばす!
私は運転出来ないので旦那がずっとハンドルを握っていましたが、
助手席にいるのに超高速運転にビビり過ぎて首の筋がガチガチになりました(笑)

豊田上郷SAで休憩。時間は深夜でしたがトイレの電気にはツバメさんが。
そして、こんな心温まる張り紙も↓

これから可愛い雛を育てるんですね。皆さん暖かく見守ってあげてください(^^)
SA職員さんの優しさあふれる張り紙に胸が熱くなりました。頑張れツバメさん!

途中仮眠取る予定が結局全然寝付けず、ほぼ一睡もせずに奈良まで行くことに。
私はマップ片手にナビしてたので、どのみち寝るに寝られず(笑)
やっぱりね、モニターより紙地図の方が先々まで見られて安心確実なんですよね。
一晩中高速道を飛ばし、伊賀入りしたのは空も明るくなり始めた翌朝。
天気が悪かったので夜明けが随分遅く感じました。

道中あちこち休憩しましたが、特に長かった名阪国道25号線で
だいぶ古びたドライブインに寄り道。周囲は相変わらずトラックだらけ。
 
稼働してるのはトイレと自販機だけ。在りし日はどんな様子だったのでしょう。
降り残る小雨が寂寞感を煽る。そして「どて焼き」が気になる。

 
こう言う雰囲気、私世代には懐かしいんですよ。昔は良く見たSAの姿です。
ついでに廃墟も大好きなので、この場所凄くツボりました。

さあ、伊賀という事はいよいよ紀伊半島突入です!遂にここまで来た(≧∀≦)
夜9時40分に家を出発し、このSAに着いたのが休憩込みで5時47分。8時間で到着。
でも紀州を目指す前に、まずは大和こと奈良に寄り道します。
前回は最終日に巡ったルートを、今度は初日に辿る。
松永久秀縁のお寺をはしごします。ついでに法隆寺にも行きたい。
何しろ降りるICの名前は「法隆寺」ですから寄らない手はないでしょ~!
という事で、次回は大和の旅路をリポートしたいと思います。

が。その前にちょっとおまけ。

大和から紀州へ向かう道中で休憩した「紀ノ川SA」の様子を少し。
あと僅かで和歌山ICなのに、どうしても紀州のSAに寄ってみたかった。
ここに来る前に岸和田SAで本場のたこ焼きも食べました。
やっぱり大阪の粉もんは格別ですよね。関東で食べるそれとは全然違った。



ここでもツバメちゃんに遭遇。春夏の旅路では必ず彼らを見かけます。

 
SAからの雄大な眺め。広々とした町並みと美しい山並み。
やっぱり紀州って風光明媚で素晴らしい(*^^*)


花壇にはパンダちゃん❤でも、近々中国に返還されるんですよねぇ。
ファンだった方には寂しい限りでしょう。また違う子が来るといいな~。


これは帰りの「紀ノ川SA」で撮りました。こんな所にさり気なく八咫烏。
だから紀州は好きなんだな~♪ 親子で並んでるのがなんか可愛い。


伊賀走行中に車窓から見たどっかの採石場。
凄い削られてて武甲山みたいだった。なんだか山が可愛そう(^^;)

以上、道中の写真あれこれでした。

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パレオエクスプレスに乗って来ました

良く晴れた一日。行楽の秋という事で、SLに乗りに行って来ました。
遥々熊谷まで電車で行き、そこから秩父まで機関車でのんびりと旅します。
元々電車とか好きなのでSLも一度は乗ってみたかった。

秩父鉄道の熊谷駅はとてもローカルな趣で小さく可愛い駅です。
着いた時はまだ人も疎らでしたが、時間が近づくに連れ行列が伸びて行く。
ネットではかなり早くから並ぶべきと書いてありましたが
一時間前で十分座席を確保出来ましたので、運もあるのかなーと思います。
全て自由席なので、最初はベンチで寛いでいた私達も
早めに並んで前から3番目くらいをキープしました。

時間になり、重厚な音を響かせていよいよSLが到着。
後ろに繋がる客車もクラシカルな趣でタイムトリップした気分になれます。
お客さんが乗り込むと、警笛を鳴らして出発の合図をしてくれました。
子供の頃銀河鉄道999を見て育ちましたので、あの音に胸アツ!
ここから数時間掛けて終着駅の三峰口駅を目指します。

今の電車とは比べ物にならないくらいゆっくりペースのSL。
それ故に車窓からの景色を思う存分楽しめます。
窓を全開にしても心地よく風が入り、外の空気を思い切り吸い込める。最高!
沿道に住む人々、会社の従業員さん、工事のおじさん、農家のおじいちゃん…
沢山の人がこちらに手を降ってくれて、そんな交流も心温まる楽しい一時です。
ちょっぴりディズニーランドのアトラクション気分?


途中様々な駅を通過します。次はおまえだ…。




途中の寄居駅でしばらく停車をしました。その隙に写真を撮りに走る乗客たち。
何しろ客車に乗っている限り先頭のSLは全く見えないので(^^;)
無数に走る配管や大きな動輪。とにかくかっこいい。全てが美しいです。


客車の内部。両開きのドアがノスタルジック。色合いも渋めです。
車両は全てボックスシート仕様で、混み合うと言う噂でしたが
この日は二人でボックス一つを終点までずっとキープ出来ました。
立っているお客さんが出るほどの混雑は全く無く、むしろ空いてたかな。
途中で乗る方、降りる方もおられ、西武秩父駅での下車が一番多かったです。


丁度汽車の中でお昼の時間になるので、車内販売でお弁当を買いました。
その名もパレオランチ。石炭せんべいなる真っ黒な大粒あられも買った。
そして気になるお弁当の中身はと言うと…

かなり豪華です。これが大変美味しかった!海苔がSLの形!

そして、バランも可愛いSLの形でした。うーん、雰囲気満点♪


秩父の山々が見えてくると、外の景色もどんどん風情を増して行きます。
鉄橋を通過する時はこんな絶景も。その都度汽車が警笛を鳴らします。


SLと言えば黒い煙。窓辺の小テーブルには気づけばこんなに石炭くずが!
うっかりマスクをしていなかったので、後でこっぴどい鼻炎になりました(^^;)






約二時間半かけて三峰口に到着。長いようであっと言う間の旅。
名残惜しい限りですが、SLC58(しごはちと読むそうです)に別れを告げ
列車を降りました。しごはち君はその後水の補給とメンテの為一旦操車場へ。
遠ざかる姿も可愛らしく、下車したお客さんは皆さん写真を撮られていました。
我々はここで現地の友人と合流して某神社まで参拝に行きました。
帰りもSLに乗れた良かったんだけど、そこはぐっと我慢して
帰りは普通の電車に乗って秩父を後にしました。楽しかった!

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紀州の旅を振り返る

二月ほど前から計画を立て、綿密に準備して来た紀州、大和の旅。
長々リポートを書いて来ましたが、今回はまとめ的に思い出を振り返ってみます。

和歌山へ行くと決めたのはまだ寒い頃。宿を調べたり、列車を調べたり、
現地のお店や見所、お祭りの概要、開催地の情報などを毎日PCでチェックしました。
まだ見ぬ地への期待と、少しばかりの不安を抱きつつ、その日を指折り待つ。
その間も楽しくて、当日が迫ると夜遅くまで行程表を作ってプランを練ったものです。
ゲームが発端とは言え、歴史を知ってますます敬愛するに至った孫市さん。
彼の生きた地をこの目で見たい。と言うのが私の常々の願いでした。
いつかは叶えたいと思っていた夢が、これほどあっけなく実現するなんて。
旅を終えた今でも、何だかまだ信じられない気持ちがします。

紀州和歌山は本当に良い所です。他に形容する言葉が見つからないのが
何とももどかしいですが、とにもかくにも色んな意味で優しい街でした。
街みの雰囲気も時間の流れも、ゆったりとして何だか懐かしい感じがする。
そして人がとても温かいです。滞在中、出会った方々が皆さん本当に親切で優しく
他所者なはずの我々もすんなりと溶け込み、馴染むことが出来ました。
そのお陰で楽しすぎて全然疲れず、むしろ帰るのが寂しくて仕方なかったです。

もう一つ、孫市ファンとして嬉しかったのは、地名の至る所に
雑賀由来の名が残っていることです。我々が泊まったホテルの道一本隣は
雑賀屋町という住所でした。他にも雑賀と付く地名があちこちに。
更には孫市の城があった平井、太田など、史実を読めば目にする文字ばかり。
雑賀小学校と言う学校があるのですが、母校がそこなら良かったのにと
つくづく思ってしまいました。羨ましいですねぇ、和歌山市。
だって、時代が進んでもそこは紛れも無く雑賀の里なんですから。
現代にいながら孫市たちの息吹を感じられるなんて、素晴らしすぎます。

かつて彼も目にした紀ノ川の流れ、遠い山並み、それらを自らの目で見て
紀州の空気を感じて、こんなに幸せな時間はありませんでした。
何百年も前の人なのに、ここに来ると孫市に会えるような、逢えたような
そんな気がする。訪れて良かったと、心の底から思いました。
和歌山市は、彼をとても身近に感じることが出来る素敵な街です。
いっそ永住したいくらい素晴らしかった。和歌山が大好きになりました。

一方奈良。こちらも古の都の趣を残す風情あるお国柄。
大和路線の車窓から見た大和川の流れや、岸辺を彩る色とりどりの花々、
そして遠い山並みが溶け合って、なんとも美しい風景が続きます。
信貴山城跡からの眺めも眼下はほぼ人家と街並みにも関わらず、
どこか古都の風情を漂わせ、品良く優雅な印象を受けました。
和歌山に負けず劣らず出会う人々が優しく、バスやタクシーの運転手さん、
お花屋さんの奥さん、お寺の方々、駅員さんやコンビニの店員さんに至るまで、
皆さん気さくで温かく、とても親切でした。こちらも本当に楽しかった。
奈良では長く時間が取れなかったので、改めてまたじっくり訪れてみたいです。
あとは、鹿に会いたいですね。王寺町のお隣はもう法隆寺でしたので
次回訪れる機会に恵まれたら、その時こそ足を伸ばしてみたいです。

振り返れば、列車で通過しただけの場所もあるものの、信長や蘭丸、
長政、三成、秀吉、家康、そして孫市に久秀、多くの武将縁の地を通りました。
これぞ正に現代の流浪演武!?日本の至る所に歴史があります。
この国に眠る数多の英雄に思いを馳せながら、また何処かに旅してみたい。
でも何より、一番行きたかった紀州を訪れることが出来て本当に幸せでした。

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リアル流浪演武・大阪編<大阪城>

紀州・大和路の旅リポートも今回で最後です。最終日は帰宅前に大阪城へ。
お昼の新幹線までに秀吉さんち(現在のお城は家康さんが建てたものですが),を
どうせなら見てから帰ろうぜ!となったのですが…。

前日は奈良から大阪に戻り、都会のど真ん中に宿泊しました。
が、翌朝お城へ向かう電車が丁度ラッシュ時間ドンピシャに当たって凄い事に!
とりあえず車両に乗り込んだものの、腕を動かす事も出来ない混雑率。
駅に着く度に人は増え続け、とうとう耐え切れずに梅田で下車しました。
自分一人なら踏ん張ったけど、子連れ&大荷物持ちじゃ他のお客さんにも迷惑だし。
毎日通勤されている皆さまには本当に頭が下がりますm(_ _)m

さて、降りたはいいが、梅田駅がまた勝手が分からず迷ってウロウロ…。
地上に出たけどタクシー乗り場は無いし、大都会大阪の真ん中で途方に暮れました。
昨日までの和歌山、奈良の長閑さはなんだったのか。ちょっと後悔した私。
こんなことなら、もっと早い時間の新幹線取ってすぐ帰れば良かった(T_T)

…と、心折れそうになりながらも何とかタクシーを捕まえる事ができまして、
そこからは大阪城まで真っ直ぐ車で向かいました。いやぁ、お陰さまで楽チンだった。
余談ですが、帰宅してからスマホに付けてる孫市のアクリルキーホルダーの
銃剣の先端が折れてることに気付いたんですよね。和歌山では確かに無事だった。
恐らく、梅田でタクシー乗り場を探している時に、コートのポケットから
スマホが落下したあの瞬間だったのだろう。ショック。でも自力で修復してやる。
などと大阪では色々トラブルも発生しましたが、気を取り直してレッツ攻城です。


朝の大阪城公園。四半世紀前くらいに一度来ているんですが、随分印象が違う。
当時大阪に来たのは某アーティストのコンサートのためで、
夏場だったのでクマゼミが大量に死んでいて、あちこちで踏まれていたのを覚えてます。
その頃歩いた道は確かに砂利だったと思うんですよね。違ったかな?

続きは畳んだ先へどうぞ♪

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