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幾星霜道行き遥か

リアル流浪演武2025・大和路編<空鉢護法堂と信貴山城>

今度朝護孫子寺を訪れたら絶対行こう!と思っていた空鉢護法堂。
信貴山の天辺にありまして、延々と山道を登って行きます。
と言ってもお寺さんが参道を綺麗に整備してくださっているので
ちょっと健脚な方なら簡単に辿り着けるはず。傾斜はキツいけど(^^;)

で、この空鉢護法堂、信貴山城跡の石碑のすぐ側にあって、
前回そこまで行っては居るんです。ではなぜ参拝しなかったか。
それは、水です。下からお水を頂いてお堂で奉納するんですが、
全然知らずに手ぶらで登っちゃったんですよね(汗)
無くても参拝出来たんでしょうけど、ちゃんと手順踏みたかったし
当時は時間も無くて(バスの時間が迫っていて)急ぎ下山しちゃいました。


空鉢護法の由来。蛇様をみーさんと呼ぶのが可愛い。絵も可愛い♪
ちなみに私はリアルな蛇が好きなので、蛇モチーフも大好きです。


参拝道の入口。水舎の写真を撮り忘れましたが、
この石碑近くで水筒をお借りし、お水を汲んで行くことが出来ます。

 
九十九折の山道を上りお堂を目指す。下で杖も借りられます。
鳥居が見えたら頂上はもうすぐ。上に行くほど鳥居が増えます。


歩いてみるとそんなに長く感じない参道ですが、Googleマップで見ると
下の朝護孫子寺さんからかなり離れていることが分かります。
でも、春の花々や小鳥の声を楽しんでいるうちに気づいたら山頂です。


遂に来た空鉢護法堂。右隅に写っている水筒が下から持参したお水。

 
左の写真はお堂前から入口方面を撮ったもの。
参拝後、右下に写っている青いポリバケツの中にお水を入れます。
空いた水筒は持って下山し、水舎にお返しします。
中央の大きなお堂の前は見晴らし台になっていて眼下の街を一望出来ます。

 
海抜437mの山頂には沢山の鳥居や灯籠、小さな祠が祀られています。
その中に信長様とお市さんが奉納したと言う鳥居もありました。
一度見たいと思ってたので、見つけられてめちゃくちゃ感動!
500年前、確かにこの地には名だたる武将達が生きていたんですね。
当時どうやってこの山頂まで登ったのか、もしかしたら
久秀さんの館に寄ったりしたのか、色んな想像が膨らみます。
今は石造りの鳥居、寄進した当時はどんな姿だったのでしょうね。
朝護孫子寺さんが大変由緒と歴史あるお寺だと再認識した瞬間でした。


空鉢護法堂の境内はご覧の通りの大絶景!お天気のいい日に来てみたい。


道中出会った春の花々。左がリュウキンカ、右はミツマタ。
他にも昔と変わらずスミレの奥ゆかしい花が沢山咲いていました。


懐かしの信貴山跡石碑。6年前、新元号を知った場所。
空鉢護法堂と違って、ここからは木立で遮られ景色は望めません。
信貴山城の天守からはさぞかし絶景が楽しめたのでしょうね。復元して欲しい。
松永さん、大変良いところにご邸宅をお持だったのね、と思う一方…
山の城趾見るといつも思う。虫がめちゃくちゃ凄かったんじゃないかと(^^;)
今みたいにガラスは無いし、サッシみたいに密閉出来ないし、暗がり多いし…
蚊や蟻や蜘蛛は当然のこと、私が世界一嫌いな生物「ゲ◯ゲ◯」なんか
あっちこっちにくっついてたんだろうな、なんて思うとちょっと萎える~(´Д`;)
果たして久秀氏(だけじゃないけど)はどうやって虫を凌いだのか。
武士たるものそんなもの気にも留めてなかったか、実はめっちゃ怖かったのか。
久秀氏の霊に出会えたら聞いてみたかったものです。


山頂で一休みして下山。帰りはあっと言う間でした。
往路で旦那が興味津々だった虎の胎内くぐりを今年も通る。
内部は薄暗くて色んなお言葉が貼られていました。
また次回参拝する日が楽しみです。絶対また来ます!


おまけ。空鉢護法堂入口の小さな寺務所で買ったみーさんのおみくじ。
写真は撮ってませんが、寺務所ではおみくじ以外にも
飲み物やお守りなども売っています。おみくじの中身は…何と大吉!
とても楽しい一時を過ごした、信貴山の朝でした。

次回は達磨寺と法隆寺の二本立てでお届けします。

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